原因は分かったものの
不安と恐怖に苛まれながら長い夜を過ごしたものの
とりあえず無事朝を迎えることができてひと安心、
とは言え右手首から下は相変わらず動きません。
その動かない現実を理解する度に当然のことながら、
考えることと言えばお医者様に行くことだけです。
この日の東京は久しぶりの曇り空です。
今にも雨を降らしそうな灰色の空は、
この日の自分の心情とオーバーラップして
頭上に重苦しくのしかかるようなそんな曇り空です。
天気予報でも久しぶりの雨を予想していましたから
程なくして冬の冷たい雨が降ることでしょう。
それにしても医者とは怖いものです。
(診察を受けるのが怖いと言う意味です)
過去に経験したことのある症状の場合は
診察結果の予想ができるからいいのですが、
過去に経験のない症状の場合、特に診断予想が
できないような症状の場合そこにあるのは恐怖だけです。
もちろん症状の軽い重いにも因ると思いますが、
今回に限って言えば恐怖以外の言葉は見つかりません。
その恐怖に向かって歩いて行くわけですから・・・。
果たしてお医者様の声が
天使のささやきのように聞こえるか
はたまた地獄への扉を開く音のように聞こえるのか。
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整形外科は初めてです。
ザッと見渡したところ怖そうな機械はなかったので
ひとまず安心しました。
==怖そうな機械とは
歯医者にある診察台のようなものです。
もっとも待合室からは分かりませんけど==
問診から始まって、触診、レントゲンが一連の診察でした。
触診はこの診療科ならではかもしれません。
先が尖ったギアのようなコロを使って腕の上を転がします。
これで感覚が鈍いか普通かを判断します。
この時初めて分かったのですが、
手首から下はもちろんですが、
腕にも麻痺している箇所が多くあることを知りました。
神経は繋がっているわけですから当然かも知れません、
が、知りたくないことを知ったおかげで闇は深まるばかりです。
ところで言い渡された診断結果は、
「 頚 椎 症 」
だそうです。
首の骨の異常が原因で神経に支障をきたす症状ですが、
レントゲンの写真を見ても明らかに骨が潰れていました。
更に1箇所(見た目には)、軟骨も潰れています。
「おや!いつの間にこんな形になってしまったのか!」
更に深まる闇を感じ始めたその時、先生いわく
「B12を出しますから様子を見てください」
ビタミンB12?
それで治るの?
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